仕事の進め方
①初めての顔合わせ、ヒアリング(建築のご相談)
仕事の進め方などの説明だけでなく、暮らし方や趣味などもお聞きできればと思います。
②法規チェックや現場調査の報告
平面図やイメージ写真、場合により模型などでたたき台のプランを提案致します。
※費用5万円(税別)と半月ほどのお時間を頂いています。
(※マンションリノベーションの場合は費用3万円(税別))
※建築設計・監理業務委託契約を始めから結ぶ場合には、上記の費用はその契約金額の中に含ませて頂きます。
③基本設計
設計契約を結ぶと、まず基本設計を行います。
役所などに法律関係を事前に確認します。基本設計ではお客様のご要望や土地の条件を踏まえて、
コンセプトや間取り、イメージなどの家の概要(プラン)を提案します。
もちろん、そのプランで家を建てるわけではなく、これをたたき台に、時間をかけてお客様と話し合い、
少しずつプランを修正しながら、お客様にピッタリ合う家に仕上げていきます。
最終的に建て主様が、プランを了解すれば、基本設計は完了です。
④実施設計
基本設計で完成したプランを、工事用の細かい図面に直します。
この図面は見積もり査定する為の図面でもあります。ハウスメーカーや工務店が書く図面は10枚程度ですが、
私共、設計事務所の場合50枚以上の図面を書くことも珍しくありません。
(こだわりが多くなれば、自ずと図面の枚数も増えて行きます。)
⑤確認申請
建設予定地の役所に、その住宅が法律に適合しているかどうかを審査してもらい、建築の許可を得ます。
工事で使用する実施図面とは目的が違います。
実際の細かい内容というよりは、法律に適しているかを判断する図面や書類の提出になります。
(条例、建築基準法、消防法、保健所など)
⑥工務店選定のお手伝い
最終的にどの工務店に工事を依頼するかはお客様が決めますが、実施設計が終わり複数の工務店に相見積もりを依頼する場合、各工務店から提出された見積書を詳細に検討し、その中からお客様に、ここと思われる工務店を推薦します。
見積書を見れば、図面の意味を本当に理解しているか、建築家の設計で工事をしたことがあるか、
どのくらいの技術を持っているかなど、お客様にはわからない多くの情報を読みとることができます。
金額の安さだけで工務店を決めることは大変危険ですので、このようないろいろな要素を総合的に判断して、
建て主様に最終候補を推薦します。
⑦予算の調整
工務店から見積書が上がるまでは、その家の本当の値段はわからない訳ですから、今までの経験からおおよそのコストを計算して、建て主の予算内に収まるように設計を進めます。
その後、お客様と最終候補の工務店を交えて、超過した分を予算内に収める作業を行います。
⑧工事監理
設計と同じくらい大切な仕事が工事監理です。
工事監理とは、お客様が了解した図面通りに工事が行われているかを監視したり、図面に表せない細かい部分の仕上げ方などを施工会社に指示する仕事です。
せっかく良い設計が出来たとしても、適切な監理をしないと、思っていたものと違う家が出来てしまうことになります。
監理は、実際に現場に足を運んで行い、完成・引渡しまで続きます。
⑨アフターフォロー
住宅や建築は竣工してからが本当の勝負でもあります。
空間は長い生活の中で維持していくものですから、何かあれがお気軽にご連絡下さい。
また自分の作品でもある住宅や建築がどのように使われているのかを観に行くのが楽しみでもあります。
お客様を喜ばしたり、感動させる事が私共の目的でもあります。
「建てたら終わり」では無く長いお付き合いが出来ればと考えております。